出世の石段

「出世の石段」は、東京の港区、愛宕神社にある石段です。出世の石段を登ることで、仕事運や出世運が向上すると信じられて、出世運や仕事運を高めたいと願う多くのビジネスパーソンが訪れます。

由来と伝説

出世の石段は、江戸時代の武士、曲垣平九郎（まがき・へいくろう）の伝説に由来しています。1634年、当時の将軍・徳川家光が愛宕山の梅を見て、誰か馬に乗ってその梅を取ってくるよう命じました。
平九郎はこの難題に挑戦し、見事に馬で石段を駆け上がり、梅を手折って献上しました。この偉業により、平九郎は一躍名を馳せ、出世を果たしたとされています。この故事から、石段を登り切ることで出世できるという言い伝えが生まれました。

画像出展：PhotoAC