
美興利大明神(みよりだいみょうじん)は、宮城県石巻にある神社です。「猫の島」として知られる田代島のほぼ中央に位置し、漁師たちにとっての大漁の守護神として信仰されています。
島民よりも猫の数が多い猫好きにはたまらないスポットで、訪れることで心が癒される場所です。猫と自然の共存を感じながら、特別な体験を楽しんでみてはいかがでしょうか。
猫にまつわる島の言い伝え
田代島ではかつて養蚕業が盛んであり、猫はその天敵であるネズミを駆除するために飼われていました。江戸時代から猫は島民に大切にされており、猫の存在が島の生活に欠かせないものでした。
江戸時代後期、定置網漁が導入されると、漁師たちは猫の行動を観察し、漁の良し悪しを判断するようになりました。猫は漁師たちにとって、漁の成功を予測する重要な存在となりました。
ある日、漁師が漁のために石を採取しているときに、飛び散った石が一匹の猫に当たり、猫は重傷を負いました。このことを心痛めた網元が、猫の安全と大漁を祈願して小さな祠を作ったところ、その後大漁が続き、漁師たちの海難事故も減少したと伝えられています。
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