金蛇水神社（かなへびすいじんじゃ）

金蛇水神社（かなへびすいじんじゃ）は、宮城県岩沼市にある神社で、古くから水神を祀る場所として信仰されてきました。
「金運アップ」のパワースポットとして広く知られており、商売を営む人々や多くの経営者に信仰されています。

近年では「金運アップ」のパワースポットとしても広く知られており、商売をしている方や経営者を中心に多くの人々から厚い信仰を集めています。

神社の境内には、樹齢300年を誇る「九竜の藤」や、美しい牡丹が咲き誇る牡丹園があり、5月には「花まつり」が開催され、多くの参拝者でにぎわいます。金運アップだけでなく、自然の美しさや静かな空間が、訪れる人々に癒しと安らぎを与えてくれます。

金蛇水神社は、金運上昇・商売繁盛をはじめ、厄除け、病気平癒、さらには海上安全や大漁満足のご利益があるとされ、多方面にわたるご加護を求めて多くの人々が訪れます。

特に「金蛇」は神の使いとして崇められており、訪れる人々に幸運をもたらす象徴とされています。金運を高めたい方、商売繁盛を願う方には、ぜひ訪れていただきたいおすすめのパワースポットです。

由来と伝説

伝説によると、その起源は永祚元年（989年）、一条天皇の御代にさかのぼります。名工・小鍛冶宗近は、天皇から御佩刀を鍛えるよう命じられ、良質な名水を求めて日本各地を巡っていました。

あるとき、宗近は宮城県岩沼市三色吉にある水神宮を訪れます。そこで流れる水の清らかさに深く感銘を受け、これは刀鍛冶において重要な要素であると感じました。宗近は水神宮に籠もり、無事に刀を鍛えられるよう祈願します。

しかし、祈りを捧げている間、カエルの鳴き声がうるさく、集中できませんでした。そこで彼は、巳（へび）の姿を模して作ったものを田に放ち、カエルを静めたといいます。すると祈りが通じたのか、見事な刀を鍛えることができました。

宗近は感謝の気持ちを込めて、雌雄一対の金蛇を水神宮に奉納しました。これが御神体として崇められるようになり、やがて社名も「金蛇水神社（かなへびすいじんじゃ）」へと改められたと伝えられています。