程洞稲荷神社（ほどほらいなりじんじゃ）

程洞稲荷神社（ほどほらいなりじんじゃ）は、岩手県遠野市に位置する神社です。当時の領主である阿曽沼氏の一族の宮道義が、地域の鎮守としてこの神社を勧請したと伝えられています。

歴史と由来

程洞稲荷神社（ほどほらいなりじんじゃ）が創設された明和2年には、洪水や悪疫が大流行し、南部藩内で大凶作が発生しました。藩全体で多くの人々が餓死や病死する事態となり、人口の約20%にあたる6万人以上が亡くなったとされています。このような背景の中で、程洞稲荷神社は人々の心の拠り所となり、厄除けや病気平癒の祈願が行われるようになりました。

神社の特徴

程洞稲荷神社には、金精様（コンセイサマ）や八咫烏（やたがらす）など、特殊な神々が祀られています。
金精様は金運や子孫繁栄をもたらす神として知られ、八咫烏は医療や健康に関する信仰と結びついています。
他にも程洞稲荷神社で湧き出る清水は、「奇跡の水」とも称され、特にその美味しさと冷たさが評価されています。一説には砂金が含まれていて、金運をもたらす水としても知られています。